今日はみどりの日。
国土が豊かな緑に包まれて、麗しい山紫水明の地であるということは日本という国の特色では無いでしょうか。
ここで「豊かな緑」とはどういうことを差すのでしょうね。
昔中国で万里の長城を築造するに際して、付近の樹木を薪にしていったそうですが、その結果長城付近は不毛の地と化したと聞きました。
この時代になってそれを元の緑に戻す努力をしていると聞きましたが、一度禿げ山になってしまうと復旧は相当困難の様ですね。
その地にいろんな樹種を植えても根付くことが無くて、行き着いたのは日本のその道の学者が考案した、「その地に本来あった植物」である蒙古樫(だったと思う)を植えたら定着の兆しになった。という話を聞いたことがあります。
たとえば杉や桧、落葉松の植林で空間を埋めるということを言うのではなくて、その土地に本来あった樹種で満たすことが「豊かな緑」になるのだと思います。
昭和20-40年代まで続いた原生林の伐採と跡地に植林した落葉松の林に出あうたびに、「惜しいことをした・・・」と思います。
また秩父の武甲山や、三重県の藤原岳、北九州の香春岳など石灰岩の山がセメント会社の採掘によって山姿を全く変えてしまっている現実も心痛むものであります。
昨日コメント欄で(植物の)絶滅危惧種の扱いについて若干のやり取りがありました。
屋久島の縄文杉のようにその場所に行って地面を踏み固めてしまうことがすなわち、「危惧」の原因になる場合もあります。
つまり人間の存在そのものが自然に対して大概は負荷を与えていることになるのですね。
極言すれば山を歩くことだって、樹の根を踏み固めて自然の植生にマイナス要因を与えていることになります。
そこで、今後私達人間が出来る精一杯のことは、これ以上自然に対して手を加えないというくらいしかないのではないかと思えてしまいますね。
レポートを続けます。
尾根の道を登っていく。 ↓
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この尾根を歩くのは初めてのことですが、爽快感のある良い道だと思いました。
アカヤシオ1 ↓
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アカヤシオ2 ↓
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アカヤシオ3 ↓
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アカヤシオ4(近写) ↓
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鈴鹿の山でも御在所岳周辺はツツジ科植物の多い山ということになっています。
今回は色鮮やかなアカヤシオの目立つ時季となっていました。他人に聞くと今年は咲き方が少ないとのことでしたが、なかなかどうして随分たくさんのシーンでこの花を見ることが出来ました。
スミレ ↓
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随分葉のこじんまりしたスミレです。コタチツボスミレなのでしょうか。
スミレ ↓
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上とは違う種類みたいです。シハイスミレとなるのでしょうか。
朝陽台 ↓
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遠くに御在所岳のロープウェー山上公園駅のある朝陽台が見えます。この突起も山頂の一部分と見做しても良いかもしれませんが、実際の山頂はこの突起の600mくらい西側にあります。
馬の背尾根 ↓
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相変わらず潅木帯の気持ちの良い道を登っていきます。
風衝木 ↓
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尾根上は風が強いということを樹が教えてくれています。
国土が豊かな緑に包まれて、麗しい山紫水明の地であるということは日本という国の特色では無いでしょうか。
ここで「豊かな緑」とはどういうことを差すのでしょうね。
昔中国で万里の長城を築造するに際して、付近の樹木を薪にしていったそうですが、その結果長城付近は不毛の地と化したと聞きました。
この時代になってそれを元の緑に戻す努力をしていると聞きましたが、一度禿げ山になってしまうと復旧は相当困難の様ですね。
その地にいろんな樹種を植えても根付くことが無くて、行き着いたのは日本のその道の学者が考案した、「その地に本来あった植物」である蒙古樫(だったと思う)を植えたら定着の兆しになった。という話を聞いたことがあります。
たとえば杉や桧、落葉松の植林で空間を埋めるということを言うのではなくて、その土地に本来あった樹種で満たすことが「豊かな緑」になるのだと思います。
昭和20-40年代まで続いた原生林の伐採と跡地に植林した落葉松の林に出あうたびに、「惜しいことをした・・・」と思います。
また秩父の武甲山や、三重県の藤原岳、北九州の香春岳など石灰岩の山がセメント会社の採掘によって山姿を全く変えてしまっている現実も心痛むものであります。
昨日コメント欄で(植物の)絶滅危惧種の扱いについて若干のやり取りがありました。
屋久島の縄文杉のようにその場所に行って地面を踏み固めてしまうことがすなわち、「危惧」の原因になる場合もあります。
つまり人間の存在そのものが自然に対して大概は負荷を与えていることになるのですね。
極言すれば山を歩くことだって、樹の根を踏み固めて自然の植生にマイナス要因を与えていることになります。
そこで、今後私達人間が出来る精一杯のことは、これ以上自然に対して手を加えないというくらいしかないのではないかと思えてしまいますね。
レポートを続けます。
尾根の道を登っていく。 ↓

この尾根を歩くのは初めてのことですが、爽快感のある良い道だと思いました。
アカヤシオ1 ↓

アカヤシオ2 ↓

アカヤシオ3 ↓

アカヤシオ4(近写) ↓

鈴鹿の山でも御在所岳周辺はツツジ科植物の多い山ということになっています。
今回は色鮮やかなアカヤシオの目立つ時季となっていました。他人に聞くと今年は咲き方が少ないとのことでしたが、なかなかどうして随分たくさんのシーンでこの花を見ることが出来ました。
スミレ ↓

随分葉のこじんまりしたスミレです。コタチツボスミレなのでしょうか。
スミレ ↓

上とは違う種類みたいです。シハイスミレとなるのでしょうか。
朝陽台 ↓

遠くに御在所岳のロープウェー山上公園駅のある朝陽台が見えます。この突起も山頂の一部分と見做しても良いかもしれませんが、実際の山頂はこの突起の600mくらい西側にあります。
馬の背尾根 ↓

相変わらず潅木帯の気持ちの良い道を登っていきます。
風衝木 ↓

尾根上は風が強いということを樹が教えてくれています。