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Channel: ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))
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希少植物探勝:クマガイソウ ヤマシャクヤク ギンラン エビネなどに逢ってきました。

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山野草の楽しみ方には大別して二通りのものがあると思います。
一つは栽培して楽しむものと、もう一つは現地に行ってそれを探して見つけ出す楽しみですね。

小生の場合は断然後の方で、山に入って見つけ出す楽しみの方に限定されています。

「山野草愛好家による盗掘」とか「そういう人を相手にする悪徳業者の乱掘」という常識を逸脱した行為からは遠くに身を置いていたいものです。
ですから稀少とされる植物が園芸店などに売られていても、それを購入しようとは思いません。
需要があれば、悪徳業者の供給に力を与えることになるからです。

今回は山に入って、希少種を探し回る楽しみをやってきました。

クマガイソウ ↓

















今回クマガイソウは三つの場所で見ることができました。
一つは庭の裏山で栽培していたものであり、もう一つは栽培したものではないけれど自生のものを保護しているものでした。
最後の一つは小生が山中を徘徊して見つけたもので、残念ながら株に勢いがなくて花をつけてはいませんでした。



ヤマシャクヤク ↓







ヤマシャクヤクはかなりの急傾斜で群落を作っているグループがいくつか分散していました。
しかしながら、時間が早すぎた所為なのか、花の形が不整形で、その点では「あったことの証拠写真」的なものになりました。



ギンラン ↓



小生がこのランに出会うことは非常に少なくて、これを自分としては希少植物と考えていますが、地方によっては簡単にみられるようですから、希少植物扱いに異論のあるお方は、それがすなわち良い地方に住んでいる・・・・ということになるのかと思います。



エビネ ↓





先日は標高の低いところで見てきたばかりのエビネでしたが、ここではどれもみな蕾の姿でした。



昭和40年ころまでは、こういうものを希少種なんて思ってもいなかったことでしょうが、高度経済成長の頃から、生活に余裕が出てきて、同時に多方面に趣味が広がったことによって、「本来、そう在ってはならないこと」にまで欲望が捻じ曲がって広がった結果、このような特徴ある植物が「稀少化」されてしまったことは残念でなりません。

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