この日曜(2/4)日に三河の本宮山に入ってきました。
今回は全行程において、雪を踏んで歩くということになりました。
そしてコース取りもかなりエキセントリックで、初めは、車の走れるくらいの広さの有る林道を、山頂から遠ざかるように歩き、次に尾根を目指して山の急斜面を攀じ登り、それから後は山頂に向かう尾根歩きに移行するのですが、この尾根歩きだけでも優に6時間を超す(空費の1時間も含む)長丁場でありましたが、これが全て地図上に道の表記のないところでした。
稜線に到達してみると、雪に埋もれてはいましたが、人の歩ける道は付いていたようで、ある頂きには山頂名の有る私設のプレートすらもありましたし、途中で高年三人組のハイカーに行き会いもしました。
しかしそれ以外では全て静寂の山歩きでありました。
そんな静かな山でしたが、あるときに出し抜けに物音がして、何らかの獣が物凄い速さでこちらに向かって来ましたので、思わず体のバランスを崩しながら咄嗟に見ると、それが鹿の成獣で、4〜5頭いて、彼らが慌てふためいて、てんでんばらばらの方角に飛んで逃げる最中のことでした。
一番慌てたのは小生なのですが、彼らの群れのうちで一番そそっかしいのが小生の方に向かって走ってきたのですね。
そして直前で横にすっ飛んで、稜線を乗り越して林間に消えていきました。他の鹿達も概ねは似たような方角にすっ飛んで消えてなくなりました。
あの時、鹿達が一斉にヨーイ・ドンで小生に向かってきたら・・・(大きな鹿でしたので)、小生は太刀打ちできなかったでしょうね。
未だにあのときの鹿に、角があったのかさえもはっきり自信を持って答えられないくらい、うろたえてしまった自分がいました。
そんな「なんちゃって」の山歩きですが、シリーズにしてレポートしていきます。
その1は概略から入ります。
行程図 ↓
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丸囲みの数字の順に歩いていきました。
立体図 ↓
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今度は高さを大げさに強調して立体視してみます。
断面図 ↓
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コースの凹凸はこんな状態です。
07:28 駐車場 ↓
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昔は有料(500円)でしたが今は無料ですね。ここから既に雪が積もっていました。そこで始めからスパッツをつけて、深い雪に備えました。
08:08 林道歩き ↓
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作業用の車が通れる広い林道をテクテク歩きます。目指す山頂に背を向けて歩いていくのはあまり気分の良いものではありません。 道端にウツギが有り、枝には花の痕が見えました。
08:23 林道歩き ↓
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人間の作った道には動物は絶対に近付かないかと言うとさにあらずで、いろんな動物達の足跡が付いています。この足跡は山の中から出ていて、山の中に消えていました。
09:35 山に取り付き ↓
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およそのところですが9時20分頃から山中に取り付いたようです。取り付いたハナは道が無く、急な斜面を只管尾根を目指して攀じ登っていくことになります。雪の急傾斜であまりに足が滑りますので、6本爪アイゼンを装着します。
10:36 尾根に到達 ↓
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やがて尾根に取り付きますが、ウッカリ逆方向に大分歩いてしまい、軌道修正までに60分くらい時間を空費します。そのほかにアイゼンに雪が付着して、すぐに団子になり、まるで高下駄を穿くような状態になってしまいます。
11:29 尾根歩き ↓
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アイゼンの雪を落とし落とし進みますが、わずらわしいことこの上ありません。
途中で高年3人組とすれ違います。その結果少しの間は彼らが向かって歩いてきた道の踏み跡を歩くことになります。
12:25 尾根歩き ↓
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かなりの分量の石が積んでありましたが、これが何のためのものか判りません。変形ケルンのようにも見えました。
13:47 尾根歩き ↓
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アイゼンに付着する雪があまりにも煩わしいのでついにアイゼンをはずしてしまいます。
その後に前掲のように鹿のグループとビックリの遭遇を交えて、こんな踏み跡のない道を進んで行きます。
14:29 尾根歩き ↓
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不慣れな雪道をアイゼンを付けて長く歩き、雪落とし等で足に相当負担がかかっていて、そのツケが回って来てしまいました。
両足で交互に痙攣がおき、持参の漢方薬「芍薬甘草湯」のお世話になりますが、その後しばらくしてからも出るにおよび、再度の服用は諦めて、歩き方を改善するように努め、以後はスローペースで歩くようにします。
15:31 NTTの施設 ↓
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見覚えの有るNTTの施設に近付きました。これで一般のハイキングルートと合流します。
16:14 本宮山山頂 ↓
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山頂に着き家に電話を入れます。このときはじめて正確な時間を知ることになり、日暮れが近いので帰路は一般道を採ることにします。
16:51 帰りの闇刈(くらがり)渓谷道 ↓
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下山道は全て車が走れるほどの広さを持った林道歩きとなります。途中で日暮れになりますが、足の運びを早めるたびに痙攣が起きるので、そのたびに一段とペースを落として、歩くようにします。
御蔭で帰着時間は60分くらい遅れてしまいましたが、この日は月明かりが有り、最後まで懐中電灯を点すことはありませんでした。
18:22 歩行数 ↓
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筋肉疲労の割には歩行数が伸びていませんが、雪の中での歩行がそれだけ筋力を使う作業だと言うことなのでしょうね。
雪中での21.1kmの歩行は、歩き通してくれた両方の足に感謝しなければなりません。
今回は全行程において、雪を踏んで歩くということになりました。
そしてコース取りもかなりエキセントリックで、初めは、車の走れるくらいの広さの有る林道を、山頂から遠ざかるように歩き、次に尾根を目指して山の急斜面を攀じ登り、それから後は山頂に向かう尾根歩きに移行するのですが、この尾根歩きだけでも優に6時間を超す(空費の1時間も含む)長丁場でありましたが、これが全て地図上に道の表記のないところでした。
稜線に到達してみると、雪に埋もれてはいましたが、人の歩ける道は付いていたようで、ある頂きには山頂名の有る私設のプレートすらもありましたし、途中で高年三人組のハイカーに行き会いもしました。
しかしそれ以外では全て静寂の山歩きでありました。
そんな静かな山でしたが、あるときに出し抜けに物音がして、何らかの獣が物凄い速さでこちらに向かって来ましたので、思わず体のバランスを崩しながら咄嗟に見ると、それが鹿の成獣で、4〜5頭いて、彼らが慌てふためいて、てんでんばらばらの方角に飛んで逃げる最中のことでした。
一番慌てたのは小生なのですが、彼らの群れのうちで一番そそっかしいのが小生の方に向かって走ってきたのですね。
そして直前で横にすっ飛んで、稜線を乗り越して林間に消えていきました。他の鹿達も概ねは似たような方角にすっ飛んで消えてなくなりました。
あの時、鹿達が一斉にヨーイ・ドンで小生に向かってきたら・・・(大きな鹿でしたので)、小生は太刀打ちできなかったでしょうね。
未だにあのときの鹿に、角があったのかさえもはっきり自信を持って答えられないくらい、うろたえてしまった自分がいました。
そんな「なんちゃって」の山歩きですが、シリーズにしてレポートしていきます。
その1は概略から入ります。
行程図 ↓

丸囲みの数字の順に歩いていきました。
立体図 ↓

今度は高さを大げさに強調して立体視してみます。
断面図 ↓

コースの凹凸はこんな状態です。
07:28 駐車場 ↓

昔は有料(500円)でしたが今は無料ですね。ここから既に雪が積もっていました。そこで始めからスパッツをつけて、深い雪に備えました。
08:08 林道歩き ↓

作業用の車が通れる広い林道をテクテク歩きます。目指す山頂に背を向けて歩いていくのはあまり気分の良いものではありません。 道端にウツギが有り、枝には花の痕が見えました。
08:23 林道歩き ↓

人間の作った道には動物は絶対に近付かないかと言うとさにあらずで、いろんな動物達の足跡が付いています。この足跡は山の中から出ていて、山の中に消えていました。
09:35 山に取り付き ↓

およそのところですが9時20分頃から山中に取り付いたようです。取り付いたハナは道が無く、急な斜面を只管尾根を目指して攀じ登っていくことになります。雪の急傾斜であまりに足が滑りますので、6本爪アイゼンを装着します。
10:36 尾根に到達 ↓

やがて尾根に取り付きますが、ウッカリ逆方向に大分歩いてしまい、軌道修正までに60分くらい時間を空費します。そのほかにアイゼンに雪が付着して、すぐに団子になり、まるで高下駄を穿くような状態になってしまいます。
11:29 尾根歩き ↓

アイゼンの雪を落とし落とし進みますが、わずらわしいことこの上ありません。
途中で高年3人組とすれ違います。その結果少しの間は彼らが向かって歩いてきた道の踏み跡を歩くことになります。
12:25 尾根歩き ↓

かなりの分量の石が積んでありましたが、これが何のためのものか判りません。変形ケルンのようにも見えました。
13:47 尾根歩き ↓

アイゼンに付着する雪があまりにも煩わしいのでついにアイゼンをはずしてしまいます。
その後に前掲のように鹿のグループとビックリの遭遇を交えて、こんな踏み跡のない道を進んで行きます。
14:29 尾根歩き ↓

不慣れな雪道をアイゼンを付けて長く歩き、雪落とし等で足に相当負担がかかっていて、そのツケが回って来てしまいました。
両足で交互に痙攣がおき、持参の漢方薬「芍薬甘草湯」のお世話になりますが、その後しばらくしてからも出るにおよび、再度の服用は諦めて、歩き方を改善するように努め、以後はスローペースで歩くようにします。
15:31 NTTの施設 ↓

見覚えの有るNTTの施設に近付きました。これで一般のハイキングルートと合流します。
16:14 本宮山山頂 ↓

山頂に着き家に電話を入れます。このときはじめて正確な時間を知ることになり、日暮れが近いので帰路は一般道を採ることにします。
16:51 帰りの闇刈(くらがり)渓谷道 ↓

下山道は全て車が走れるほどの広さを持った林道歩きとなります。途中で日暮れになりますが、足の運びを早めるたびに痙攣が起きるので、そのたびに一段とペースを落として、歩くようにします。
御蔭で帰着時間は60分くらい遅れてしまいましたが、この日は月明かりが有り、最後まで懐中電灯を点すことはありませんでした。
18:22 歩行数 ↓

筋肉疲労の割には歩行数が伸びていませんが、雪の中での歩行がそれだけ筋力を使う作業だと言うことなのでしょうね。
雪中での21.1kmの歩行は、歩き通してくれた両方の足に感謝しなければなりません。