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Channel: ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))
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大晦日に歩いた県境尾根・富士見岩と石巻山 その6:大知波峠の遺跡を見て石巻山に向かう

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このレポートは大晦日に歩いたものですが、シリーズにして8回まで続けるつもりです。
前日は雨で、それが夜遅くまで残っていました。
そのため天気の回復も遅れたので、山岳展望は期待ハズレとなりましたが、それでも自分なりに工夫して、出発時間を思い切り遅くして、天気の回復した後に山に入るような配慮もして見ました。
しかし、悪い時は悪いものですね。結局この日は富士山をくっきりとした姿で眺めることはありませんでした。
それでも時間が経てば、見通しが利く様になって欲しい、という願いを篭めて、石巻山まで歩くつもりで来ました。

レポートを続けます。
ミヤマシキミ ↓

稜線上に、しばしばミヤマシキミのこの姿が出てきます。



コウヤボウキ ↓

コウヤボウキは、種の穂綿が前日の雨に祟られて、いじけてしまっています。



潅木帯の稜線上 ↓

ここは海岸に近い暖地ですが、岩稜で根を張りにくいので、落葉の広葉樹もそう背丈を伸ばしては居ません。そんな中でも、山桜などの大木を時々目にします。



ヤブコウジ ↓

めずらしや! 夏に花を見るヤブコウジですが、大晦日の今、花を見ることになりました。


カゴノキ ↓

こういう樹肌はカゴノキでしょうか。


大知波峠廃寺跡 ↓

大知波峠に着きました。ここは平安中期頃の寺院跡が有り、それは石巻山の神域内に寺院を建てたという意味があるようです。しかし、小生は此処から石巻山まで2.5kmも離れていますので、そういう考えが可能かどうか、疑問に思っています。


末端から遺跡を見上げる ↓

今まで此処に来ても、一度も試みたことが無かったので、今回はそのことをやってみることにしました。それはすり鉢状になっている、遺跡の末端まで、下りて行って、遺跡を見上げてみたいということでした。脇に登山道が付けられていたので、それを利用して最下端辺りまで下り、そこからブッシュに突っ込みますと・・・・不確実に道があります。意外とアッサリ目に末端に着きました。



そこで見つけた陶器の破片 ↓

そこに行って、あることが閃きました。すり鉢のような地形ですので、此処なら雨水が集約するハズ、それなら土器や陶器の破片なら、流れ集まっているはず・・・・。
その考えは当っていました。  こんなものを探し当てました。
これを家に持ち帰っています。
価値のあるものならば、地元の保存会に寄進したいと思っています。



石巻山に向かう道 ↓

峠の廃寺跡を出て石巻山に向かいます。
地道ですが、広い林道が通じていて、のどかなものです。



キジョラン ↓

三河では滅多に見かけない、キジョランがありました。これはアサギマダラの幼虫の食草ですね。
葉に丸い穴が開いているのは、幼虫のお食事後を示すものだと思います。
葉裏を返して虫探しをしますが、これは今までもそうでしたが、一度も見つけたことが有りません。


石巻山の岩ぶすま ↓

林道の途中から、石巻山の山頂部の岩稜を望見できる場所があります。途中で一緒に歩くことになった、体力抜群の尾張在住の方と一緒になって、観賞します。

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