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Channel: ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))
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7/15日 酷暑の雨生山(上): それでも見たい花があって行ってきました。

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キキョウ、ユウスゲ、コオニユリなど、この時期に咲く花が見たくて、暑い中を雨生山(うぶさん)に行ってきました。

最初の目論みでは、ユウスゲはその名前のように夕刻(実際には午後5時頃)から咲き出しますので、これに合わせて行動することにしました。
昼食後の一番暑い時間帯に家を出て、車で約二時間かけて山麓に着きます。

山では笹藪漕ぎをしますが、葉裏に潜むダニに食いつかれますので、最初からレインコートを上下着て、袖口とくるぶし部分はゴムをきっちりと搾り上げ、虫除けのスプレーをしっかり噴霧してから歩き出します。
頭は麦藁帽で日光直射からガードします。

初めの林道歩きでは、覚悟して付けたレインコート上下ですので暑さも我慢できていましたが、山の斜面の登りでは汗が吹き出し、まるでサウナに入っているような状態になりました。

笹藪漕ぎを初めて20分ほどした頃でしょうか、小生の周りを1匹のオオスズメバチが至近距離まで威嚇にやって来ました。
不用意に巣に近づいてしまったようです。刺されたら敵いませんので、それを刺激しないように違う方角に笹藪漕ぎをしながら進みますが、蜂は1匹だけのようですが、しつこく顔に触れんばかりのところまで来て威嚇します。
こんなことを20分くらいやられていて、すっかり疲労困憊してしまいました。

そのために2ヵ所で花見をするつもりで来ましたが、1ヵ所だけで切り上げてしまいました。

ダニ対策のお陰でダニに食いつかれずに済んだのは唯一の慰めでした。

ヒメヒオウギズイセン ↓

車を置いた場所は愛知県と静岡県の県境の宇利峠の一角です。車中で着替えをしている時に道路の向こう側で群舞している赤い花を見ました。
近づくとこの花でした。これは渡来種ですね。



宇利峠の歩き出し地点 ↓

画面の右側は国道301号で、左側が一般車の入れない林道です。今回はこの林道から歩いて行きます。



タケニグサ ↓

道のわきにタケニグサが立っています。この林道歩きではこの草を何度も見ました。



ヤマカガシ ↓

ヤマカガシにしては大きめのものを見ました。撮影の間は動かずにポーズをとってくれています。



ウツボグサ ↓

こんな季節でもまだ咲き残っています。


花の終わったものが主流ではありました。



小さな滝 ↓

これまではこの滝に名前がついていることを知りませんでしたが、今回は「彷師の滝」と書かれた木の看板が立っていました。


あざみ

これはノアザミでしょうか、総苞は粘りました。



ユウスゲ ↓

これは今朝花が終わったもので・・・・


これは今晩か明晩に咲くものですね。



湿原斜面 ↓

蛇紋岩地で、土が少なくて、大きな木が育ちませんから、草や笹の茂ったこんな風景となります。



シマジタムラソウか? ↓

アキノタムラソウ、ナツノタムラソウ、シマジタムラソウと選択肢がある中ですが、雄しべの感じと、蛇紋岩地であることなどを勘案して、シマジタムラソウではないかと考えています。



麦わら帽子 ↓

麦わら帽子をかぶって、日照りの中をレインコートを上下着て歩きました。



湿地に区画 ↓

湿地に白い綱で区画がしてあります。何のために誰がやったのかよく判りませんが、これを避けて歩くことにしました。でも、この選択が、この後、オオスズメバチに追い掛け回される結果となったのでした。



ネズミサシ ↓

このあたりから背丈を超す笹をかき分け、或いは矮小化した木々の枝をかき分け、潜り込んで進むことになります。
手足をフルに動員して進む作業は、すぐに身体のオーバーヒートを呼び込みます。 


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